生活を撮る

日々暮らしのなかでスマホやカメラのシャッターを押すとき。 好きなものを突きつめて撮ったり必要にせまられて撮る写真とはまた違った、ふと思い立って撮る日常での写真。

おいしいご飯を食べるとき。 かわいい雑貨を見つけたとき。 友達と出かけたとき。 子供がつかまり立ちしたとき。 キャンプをしたとき。

記念でもあるけれど、記念とはすこし異なるもっと特別な感覚がシャッターを押すときには感じます。

―心が動いた感覚を留めておきたい

日々のささやかな感動を綴ることでより特別なものにする。日記にも似た、でも日記とは違う感覚的な写真すると言う行為は、とても心に近い作業だと感じます。この人生は一度きり。意識しないとあっという間に流れていくからこそ、一瞬をとどめる写真は日々の大切さを味わうのにとてもとても味方になってくれます。

また、きれいに整った文章やインパクトのある書き方で日々を綴ればエッセイになるように、きれいに整った写真やインパクトのあるテクニックを使った写真を並べると、写真家の写真集に匹敵した物語になります。

過去から未来への贈り物を撮る・観る、ということ

日々を撮った写真を保存するのはもちろんスマホやPCで十分ですが、より生活の中で特別なものとするなら、アウトプットするといきなり宝物に。 SNS がなかった時代は、写真を印刷してアルバムにすることで特別な思いをまとめて綴っていたのが、現在はSNS 場所を移したのかなともおもいます。SNSの場合、心が動いた感覚がそれぞれの人のタイムラインに凝縮されていて、人となりをより感じることができます。 スマホを開けばすぐに人となりを感じられるSNSとは異なり、印刷をして綴じたアルバムはまた格別なもの。 「日々是好日」を実感できるとくべつなブックを作るのも、自分に関わるすべてを慈しむすべの一つかもしれません。

そして感じる一瞬の奇跡。